October 18, 2003
ビックマックは世界1安いのスパコンなのか?
もう既にあちっこちでApple社のPowerMacG5を1100台で構成されたクラスター型スパコンが地球上で2番目に強力なスーパーコンピューターになるかもしれないとの報道が出ている。
このバージニア工科大学が新たに完成させたスーパーコンピューター『テラスケール・クラスター』(通称:ビッグ・マック)が実際どの程度のパフォーマンスを持っているか今後のテスト結果を待ちたいが、それよりも気になるのは下記に引用したように「コストパフォーマンス】の特筆すべき高さだ。
HotWiredJapan
ビッグ・マックはマックをベースにした初めてのスーパーコンピューターで、市販の部品のみで作られた数少ないスーパーコンピューターの1つだからだ。また、構築費用も520万ドルという破格の安さに抑えられている。これに対し、トップ10にランクインしているマシンの大半は、4000万ドル前後かそれ以上の費用がかかっている。地球シミュレータの費用に至っては、3億5000万ドルだ。
つまり、トリビア風に言い換えると
「地球上で2番目の早いスーパーコンピューターは世界一安いスーパーコンピューターである。」
となります。か。 Posted by 門番 at October 18, 2003 12:19 AM | トラックバック
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『ビッグ・マック』その後。
カリフォルニア州サンタクララ発――バージニア工科大学のスーパーコンピューター『テラスケール・クラスター』――通称『ビッグ・マック』――の処理速度を示す半ば公式の数値が最近公表された。この数値によれば、ビッグ・マックは世界で3番目に高速なスーパーコンピューターということになる。
このシステムの設計者であるスリニディ・バラダラジャン氏(30歳)(写真)は28日夜(米国時間)、新たに完成したスーパーコンピューターは9.55テラフロップス(1秒間に9兆5500億回の浮動小数点演算)の処理速度で稼動していると発表した。
この数字はここ数週間かけてバラダラジャン氏がシステムを調整している間に変化していた。初期の数字ではビッグ・マックの速度は世界第2位だとされた(日本語版記事)が、その後の報告では第4位まで落ちた。
---らしい---